西谷監督のスカウト活動のキモは、「とにかく選手のもとに通う」ことにあります。
限られた時間でスカウト活動 大阪から広島まで50回通ったことも
とはいえ、社会科の先生でもある西谷監督がスカウト活動にあてられる時間は、基本的に土曜日だけです。
しかも、その土曜日も午後からは練習があるので、ノックが始まる午後二時までにはグラウンドに戻ってこなければいけません。

中谷監督のフットワークの軽さは、中田翔選手を獲得した際も発揮されています。
中田選手が所属していたチームは広島にありました。そのため、監督は大阪から広島までなんと合計五十回ほど通いました。
金曜日の終電で広島へ移動し、ビジネスホテルに一泊し、翌日は早朝から中田選手を見て、午前11時広島発の新幹線で大阪へ戻る生活を続けたのです。
このコンテンツは雑誌週刊文春 2015年7/30号(Amazon・PR)137~139ページを参考にしました。