柔道家の野村忠宏さんは、”柔道一家”に生まれました。
 
お祖父さんは道場・豊徳館を運営し、父・基次さんは天理高校柔道部監督、叔父・豊和さんは72年ミュンヘン五輪・軽中量級の金メダリスト。


 
まさに柔道家の血筋です。
 
このコンテンツでは、野村さんの小学生から中学生までのご家族とのエピソードをまとめています。
 
週刊文春 2016年1/7号(Amazon)142~145ページを参考にしています)

小学生の野村さん お父さんを激怒させた出来事

野村さんは子供のころからさぞ厳しい練習をしていたのでは?とも思えますが、お祖父さんの考えは
 
「子供には厳しい稽古や勝ち負けは必要ない。基本と礼儀を身につけつつ、柔道を好きになってほしい」
 
というものでした。好きならば継続できるし、努力もできるからです。
 

 
小学生時代の野村さんは、いろんなスポーツや習い事をやっていました。
 
少年野球 水泳教室 公文 書道 学習塾
 
一番好きだったのはやはり柔道で、お祖父さんの道場のモットーである
 
「体が大きい子は大外刈りや払い腰、小さい子は背負い投げをやろう」
 
のもと、投げる、押さえ込むの競い合いが楽しく、自然と技術も上達していきました。
 
小学4年か5年のある日、野村さんはクラスの男の子とけんかになり、背負い投げをかけてしまいます。大柄でやんちゃだった子ですが、投げられて泣いてしまいました。
 
このことを知った野村さんのお父さんは、
 
「喧嘩するために柔道をやっているのか!次にこんなマネをしたらもう柔道はさせない!」
 
と激怒します。
 
お父さんから大目玉をくらってしまいましたが、週三回稽古を続けるうちに、無意識に相手を投げるほど柔道の動きが自然に身についていたのです。

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中学生の野村選手「恥ずかしくてたまらなかった」理由は?

中学に進んだ野村さんは、もちろん柔道部に入ります。勝ち負けを強く意識し始めたのはこの頃からだそうです。
 
一年生で出場した市民大会で、その意識が強く出ました。
 
野村さんはこの大会で女子選手に負けてしまい、とにかく恥ずかしくてたまらなかったそうです。
 

 
強くなりたいと思いましたが、中学時代は大きな成果は得られませんでした。
 
高校への進学先に天理高校を選ぶのに迷いはありませんでした。
 
しかし進学の直前に、野村さんはお父さんから意外な言葉をかけられます。
 
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