東北楽天ゴールデンイーグルスの藤田一也内野手が「プロ野球守備・走塁バイブル」で、守備における心構えなどについて解説されています。

同書の36ページから一部を抜粋して紹介します。

藤田一也内野手 守備で最も大切なのは準備

藤田選手は「さまざまな状況を想定して準備する。そうすれば何が起きても怖くない」として、準備の大切さを強調しています。

これは何事でも同じことが言えますが、守備に関しても一番大切なことは準備。
 
守るとき、どういうプレーが起こるか、前もって考えることが必要です。
 
投手が投げる前にこの後、何が起こるのかを予想しておく。このあたりに打球が飛んでくれば、こういう風にしようとか、いろんな状況を想定しておくことで、あり得ないことが起こっても慌てることがないと思います。

イチロー選手はじめ、準備の重要さを指摘する選手は多いですね。

構えの最適な高さは?捕球の際に意識していること

構えの高さについて、藤田選手は「人によって違う」という意見です。

構えに関しても低い方がいいという人もいますが、必ずしもそうではなく、自分が一番捕りやすい体勢、次に動きやすい体勢になることが大切。
 
低い方がいい人、ちょっと腰が高い方がいいひと、みんな手足の長さもそれぞれ違いますので、自分に合った捕球体勢でいいと思います。

野手

藤田選手は捕球の際に意識していることがあります。

捕球のときはできるだけ力を抜くことを考えています。
 
そうすればハンドリングが良くなります。
 
イレギュラーした場合でも固いものに当たるより、柔らかいものに当たった方が下に落ちるので、すぐに次の動作に入ることができます。

藤田選手の考え方も参考にしてみて下さい。

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