大リーグで活躍している松井秀喜選手は、エンゼルス在籍時代、地元メディアから

「松井はなぜ引っ張ってばかりなんだ?レフト方向には打たないのか?」
 
と疑問を呈されたことがあります。


松井秀喜選手「左方向を狙おうとは考えない」「打撃が崩れるきっかけにも」

それに対して、松井選手は自身のこだわりを、強い口調で次のように語っています。

左を狙うことはない。絶対に。打席に入ったときに「左方向を狙おう」なんて、今まで考えたこともないよ。
 
「フェンスを超えれば関係無ない」なんて、そこまでのことでもない。
 
相手や状況に合わせて左方向を狙ったらオレはダメなんだよ。スタイルを変えると、その後に影響が出るから?もちろん、そういうことだよ。
 
1本の安打のために左方向に打つことはない。(打撃が崩れて)もっと悪くなるきっかけにもなる。
 
平成22年7月21日東京スポーツ新聞の記事より
 
バッター

確かに、大リーグ中継で松井選手を見ていると、ゴロもヒットも右方向が圧倒的に多いです。
 
野手に限らず、ピッチャーも「自分のこだわり・スタイル」に固執するか、柔軟に変化するかはとても難しい問題ではないでしょうか。
 
「何が自分のためになるのか」は、結果論でしかわからないからです。
 
管理人個人的には、「左方向の安打やホームランでも、価値は変わらないのでは?」と感じますが、松井選手本人としては、長いプロ生活で「左を狙うと良くない」と経験しているのでしょう。
 
結局は、選手それぞれが自分が納得する方法をとるしかありません。