メジャーリーグのウェークフィールド投手が得意にしているナックルボールは、特殊な変化球として知られています。

ボールの軌道が独特なため、対戦したバッターは打撃不調に陥ることもあのです。
 
東京スポーツ新聞の記事を紹介します。

「ナックルのイメージが残る」と打撃フォームの乱れにも

記事中の「首脳陣」とは読売巨人軍の首脳を指します。

“貧打病”の原因としてささやかれているのが、23日のレッドソックスとの親善試合(東京ドーム)で、ナックルボーラーのウェークフィールドと対戦したこと。
 
ナックルボールに「打線がタイミングを狂わされてしまったかもしれない」というのだ。
 
「ナックルの軌道の印象が各バッターの頭の中に残っていないかが心配。あのイメージがこびりついてしまうと、払しょくするには少々、時間がかかる。あの試合が、よりによってオープン戦の最終戦だったからな」と首脳陣の一人は顔をしかめる。
 
メジャーではウェークフィールドとの対戦で打撃フォームを崩す可能性があることから、相手球団は主力をスタメンから外すこともある。
 
レ軍戦に巨人はフルメンバーで臨んでいただけに、首脳陣が眉をひそめるのも無理はない。

プロ野球やメジャーリーグのバッターは、対戦投手のクセやボールの軌道を記憶しているもの。
 
ナックルボールはあまりにも特殊なために、その記憶に引きずられると、その他の投手への対応に支障が出てしまうのです。
 
2008年3月31日付 東京スポーツ新聞の記事を参考にしました。

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