現代ではプロテインは一般的なサプリになり、「筋肉をつけたい人だけが飲むもの」ではなくなりました。

女性だけでなく、子供用の製品も販売されています。
 
スポーツ種目を問わずあらゆるアスリートに飲まれており、長距離ランナーも例外ではありません。


筋肉の肥大とは無縁な長距離ランナーにとって、プロテインを飲む機会は少ないように思えます。
 
(このコンテンツはTarzan 2017年9月28日号(Amazon)43ページを参考にしています)
 
しかしプロテインをうまく利用すれば、ランナーの”燃料”といえるグリコーゲンを増やすことができるのです。
 
肝臓や筋肉内に貯蔵できるグリコーゲンは、数百グラムといわれています。これがなくなるとガス欠状態になるため、より長く走るためには糖分を体に貯めないといけません。
 
その際、糖分とタンパク質を同時にとると、グリコーゲンが増えやすいことがわかっています。
 
消耗したグリコーゲンの回復を早めるには、運動後に糖3、タンパク質1の割合で補給すると理想的です。
 
糖質を含むリカバリータイプのプロテインがない場合は、バナナ、おにぎり、ゼリーなどの炭水化物をプロテインと一緒にとりましょう。
 

 
タンパク質と糖の同時摂取は、筋肉の回復効率を早める意味でも効果的です。筋肉の損傷を防ぐためには、運動後だけでなく運動前の摂取が推奨されます。
 
運動前は吸収スピードの早いゼリータイプ、運動中はアミノ酸飲料、運動後はホエイプロテインか、糖質を含むリカバリー用やエンデュランススポーツ用のプロテインがおすすめです。
 
スッキリした飲みやすい味であれば、いうことはありません。